学校法人聖公会盛岡こひつじ学園理事長赤坂徹先生のページです! |
≪2022年12月・2023年1月 合併号へ≫ |
1.発達の遅れはどのようにわかりますか。 5歳(年長)になると家庭以外で過ごす時間が長くなり、集団生活の中で言語、粗大運動、微細運動、 [参照:幼稚園保健2014、小児科臨床、67巻増刊号、2014] [言語] [粗大運動] [微細運動] [社会性]
[参照:岩手県いわてこども発達支援サポートブック〜こどもの成長によりそった子育て〜] @コミュニケーションや表現がうまくできない。
2)発達障害が心配になったら一人で悩まないで、幼稚園や専門機関に相談しましょう。 @特定のものに興味が強い場合⇒子どもの安心感を尊重しながら、ゆっくりと関心をひろげよう。 Aいつもと違うことに戸惑う場合⇒予定の変更は事前に繰り返し伝えておこう。 B活動の切り替えに苦手な場合⇒活動を分かりやすく、絵を使って伝えよう。 D落ち着いていることができない場合⇒静かで落ち着ける環境に移動する。落ち着いて出来るようになったら褒め、出来なくても咎めない。少しずつ成功体験を増やそう。 E好きなものの前ではルールを忘れてしまう場合⇒根気よくルールを身につけさせよう。守れたら褒めよう。
新型コロナウイルス感染症が世界的に流行して3年を過ぎました。収束の兆しが見られず、子ども達の巣ごもり状態が定着して外遊びができないこと等から、スポーツ庁によると2022年度の全国体力テストで小中学生の体力、ことに持久力の低下が目立っているようです。生活リズムが乱れ、夜にスマホやゲームをすること等で睡眠不足が心配されます。このような時でも卒園、入園(入学)、進級の時期を迎えてお子さんもご家族も楽しみに待たれておられると思います。幼稚園と小学校の違いは何でしょうか。それまで比較的自由に遊んでいたお子さんは授業の時間、教室も決まっていて、皆と一緒に勉強することになります。新しい環境に慣れるために次のようなことで準備しましょう。
1)規則正しい生活 起床時刻を洗面、朝食、排泄、登校時間に合わせて設定し、睡眠時間を十分にとれるように就寝時刻を決めましょう。きちんと食事をとることで排泄(排尿、排便)のリズムもできます。食物アレルギーがあれば、給食での対応や制限の有無が記入された指導表を幼稚園、学校に提出します。好き嫌いがなくなるような準備できると良いですね。 2)家庭での役割分担 お子さんにあった簡単な家事を担当させ、よくできたとほめましょう。家族の中で自分が役に立っていることが判れば自信につながります。 3)満足することを知る 欲しいものがすぐに手に入ると我慢ができなくなります。お子さんにふさわしい物であれば、お誕生日のように期限を約束して購入するようにします。お子さんを取り巻く両親や祖父母とに共通した対応が望まれます。 4)入学までに予防接種を受けたかどうかを母子手帳で確認して、受けておきましょう。 5)虫歯の治療は完了していますか。軽いうちに歯科医で治して、歯磨きも良い習慣です。
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