学校法人聖公会盛岡こひつじ学園理事長赤坂徹先生のページです! |
≪2022年4月・5月 合併号へ≫ |
新型コロナウイルス感染症は2020年1月に国内で初の感染者が確認された後、3年間
1)発熱など体調が悪い場合の対応
@軽度の発熱や倦怠感等の場合:市販薬などを服用して様子を見て下さい。
A65歳以上や基礎疾患のある方の場合:
B平日・日中の医療機関で相談・受診して下さい。 【 FAX 】 050−3730−7658
2)療養期間などの考え方について
@発症日から5日間が感染させるリスクが高いので、発症日を0日目として5日間は外出を控えて下さい。
A5日目以降も症状が持続した場合は、症状が回復して24時間経過するまで外出を控えて下さい。
B発症日から10日間が経過するまでウイルスが排出する可能性があるので、不織布マスクを着用するなど、周りの方に移さないように配慮しましょう。
2.初夏に多い食中毒について
食中毒は食中毒を起こす細菌、ウイルス、有毒な物質がついた食品を摂取することにより、下痢(水様便、粘血便)腹痛、嘔気(おうき)、嘔吐(おうと)、発熱などの症状がでる状態です。気温が高く細菌が育ちやすい6月から9月に多く見られます。代表的な病原体による侵入経路と発症までの時間を示します。 病原体 侵入経路(汚染された食品) 食後からの時間 サルモネラ菌 生卵、オムレツ、牛肉のたたき、レバ刺し 6〜48時間 黄色ブドウ球菌 おにぎり、弁当、巻きずし、調理パン 30分〜6時間 腸炎ビブリオ菌 刺身、すし 4から96時間 カンピロバクター 半生焼き鳥、洗わない野菜、井戸水や湧き水 2〜7日 病原性大腸菌※ 半生焼肉、洗わない野菜、井戸水や湧き水 12〜60時間 ノロウイルス 加熱不十分のカキ、アサリ、シジミ 1〜2日
※病原性大腸菌(腸管出血性大腸菌)
3.夏に向けての暑さ対策
これからは暑い夏に向かうので、3密が防げていれば感染対策用のマスクは外しましょう。
1)紫外線の問題点とその対策
6月になると曇っていても紫外線が強くなります。日焼けは健康そうに見えますが、紫外線は皮膚の癌(がん)をひきおこすとして、日に焼けないようにしましょう。
[対策]
2)熱中症の問題点とその対策 暑い日に車の中に置かれたり、炎天下で長時間スポーツをしたり、マスクを長時間つけていると、体温が上昇し、急激にめまい、頭痛、腹痛、嘔吐、だるさを訴えるようになります。直ぐに対処しないと、意識を失ったり、死に至ることもあります。
[対策]
4.夏の旅行での注意
新型コロナウイルス感染症が減少してきたので、家族旅行を予定されているかもしれません。参加者全員で、非常時にも対応できるように準備しておきましょう。
1)持参するもの:保険証、お薬手帳、母子手帳(受診時に役立つ情報があるため)をお持ち下さい。旅行先の感染症の流行状況と利用できる医療機関を確認しておきましょう。途中での交通渋滞や事故を考慮して、予備の飲料水や食物を用意しましょう。
2)生活パターン:食事や睡眠のスケジュールが変わると、体調不良になることがあります。外食ばかりでは栄養が偏り、食べ過ぎや、食中毒の心配も出てきます。睡眠も不規則になり、十分な休息がとれないこともあります。
[対策]
3)新幹線や飛行機:移動中に3密にならないように気をつけましょう。短時間でも冷房が強いと体が冷えてしまうことがあります。
[対策]
4)自動車:狭い車内に閉じ込められているようなものですから、不機嫌になりがちです。冷房があったとしても太陽光による輻射熱で熱中症になることもあります。
[対策]
|