仁王幼稚園 創立100周年 記念講演会が行われました

      日 時  2008年6月5日(木) 10時30分から12時
場 所  盛岡聖公会礼拝堂 (仁王幼稚園横の教会)
   講 師  メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン事務局長
  
         大 野  寿 子 さん

 

 難病の子どもたちの夢を叶える、世界規模のボランティア団体『メイク・ア・ウィッシュ』の活動は、フジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」でも、何度も紹介されています。
 メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン日本事務局長の 大野寿子さんをお招きして講演会を計画いたしましたところ、在園児や卒園児のお母さま方や、ポスターや広告を見て集まってくださった方々が約100名も参加してくださいました。

 夢を叶えてもらった子どもたちのドキュメントビデオを見ながら、お話は進みました。難病ですから、初めて聞く病名もたくさんあります。子どもたちも、家族も生きることに一生懸命です。その中で子どもたちは、夢を一つだけ叶えてもらうことで、病気と戦う力をちょっとだけ大きくする・・・。笑顔の輪が家族に広がる・・・。すると、その活動を支えている全ての人たちが、実は自分がたくさんの力を子どもたちからもらっていることに気づいて、勇気や希望が自分の中に湧いてくる・・・。喜びの輪が広がる。夢を叶えてあげるかわりに夢をもらっている自分に気づく。
 活動を通しての感動のおすそ分けを、大野先生は私たちにしてくださったのです。

 
 お話を聞いた皆さんの目には、涙があふれていました。人として、子どもを育てている親として、それぞれの立場で大野先生のお話は、胸に飛び込んできました。不思議なことに、幸せな気持ちが会場内に広がりました。
 終わった後、メイク・ア・ウィッシュから出ている本を買ったお母さんたちは、サインをもらって再び先生からパワーをいただいたようです。長い列が続きました。
                  

 大 野 寿 子(おおの ひさこ)さん 
     メイク・ア・ウィッシュ  オブ  ジャパン事務局長

              
≪プロフィール≫
1951年




1987年










1994年



現在
香川県高松市で生まれる。
香川県立高松高校卒業後、上智大学文学部新聞学科へ進学し、上京。
大学1年の頃から芝居に関心が高まり、劇団「四季」付属の演劇研究所に通い、卒業後も、引き続き芝居に明け暮れる。
その頃知り合った商社マンと、23歳で結婚。翌年、長男が誕生し、次々と4人の男の子を持つ。その間に、洗礼を受け、クリスチャンに。
夫の転勤でカリフォルニアへ一家で滞在するが、1991年夏、15年間の結婚生活に終止符を打ち、4人の息子と共に帰国。
劇団時代の友人が経営するブティックで雇ってもらうが、40歳で初めての仕事に、失敗の連続。無気力感を味わうが、反面、多くの友人・知人に支えられ、人の温かさに気がつき、どこかでお返しをしたいと思う様になる。
日曜に教会に通うことが精神的支えだったが、同じ教会の信者から求婚され、1994年に再婚。6人の子どもの母親となる。
ブティックの仕事をやめ、職探しをしていた頃にアメリカで生まれた非営利のボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」の活動に出会う。
1992年、沖縄でスタートした日本支部の活動拠点が、東京に移るのを契機に、半ば押しかけで活動に飛び込む。
熱意が認められ正規職員となり、98年事務局長として、メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンを運営。
支部は仙台、関西、名古屋、福岡、北陸、静岡 札幌、広島の8つ。
活動を支えるボランティアの数は3000人を超えた(2005年末)。
2007年には、151人の難病の子どもの夢をかなえ、創設以来1100人以上の子どもの笑顔に出会ってきた。
2005年2月、出会った子どもたちからのメッセージを伝えるために、語りおろし「メイク・ア・ウィッシュの大野さん」(メディアファクトリー)を刊行。
日本基督教団浦安教会・教会員


   メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンのホームページ  
     http://www.mawj.org/

 

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